日本で指導者活動をしている皆様へ
日本で、C級以上のライセンスを取得するには、地域FA主催のトライアルを受けたり、トレセン活動に参加し担当責任者からの推薦を頂き、やっと、B級やA級の講習参加資格のスタートラインに足をのせれる状態かと思います。国内でのステップアップが難しい環境になった事は日本サッカーが発展して来ているとプラスに考え、更にステップアップする為にはどうしたら良いのかとちょっとした壁に直面した方々に向けた内容となります。
2020年、台湾(中華民国サッカー協会=CTFA)主催のB級ライセンス講習会では、国内ライセンスをAFCライセンス相当に紐つける為に、講習内容を全て生配信でAFCに繋ぎ審査するといった非常に珍しいタイミングで受講ができました。また、JFAからも大御所のインストラクターが参加、複数のセッションを担当し多くの受講生が学びを得ました。また、翌年の4月にCTFA-Bライセンスが、AFC-Bライセンス相当の認可がおりました。2021年以降は台湾国内のAライセンスを国際ライセンス相当にする動きもあるようです。以下は、国外で資格取得期間とその後の期間で感じたメリット・デメリットを紹介いたします。
メリット・デメリット
項目 | 内容 | |
---|---|---|
メリット | 【人脈】 | 国際色豊かな経験・出会いが生まれる(現地コーチやチーム) |
【人脈】 | JFA・AFCの主要インストラクターの講義を受講できる | |
【費用】 | 受講する地域によるが、割安で受けれる | |
【雇用】 | 講習期間を通じて、チームや仕事のオファーを受ける | |
デメリット | 【言語】 | 第二言語での指導実践や講義受講となるので、内容の受け取りにラグが出る可能性あり |
【言語】 | 英語・中国語能力にある程度の実力が必要となる |
筆者経歴
大学時代に中国語を学び始め、卒業後は台湾へ渡り、当時、JFA派遣で来られていた指導者の方々の通訳やアシスタントコーチを務める。2016年に日本のチームからのオファーを頂き中国へ活動拠点を移し、2020年から台湾へ戻り現在に至る。
他にも色々とありますが、いかがでしょうか?興味や、チャレンジしてみたいといった感情が少しでも湧きましたでしょうか?
何か質問などあればお気軽にご連絡ください!