本当の理解って何?
僕はコーチを始めて、感じたことがある。それは「教える」難しさである。
自分では理解していると思っていたのに、言葉に出来ない、上手く表せない事があった。
だから、僕なりに「理解」について考えてみた。
【教わる側】は学習、理解、実行がメインであるが、
【教える側】は学習、理解、分析、実行だと思う。
ここでの「分析」の定義は、『理解した後、同等の理解を教わる側に促すため、どのように言語化し伝えた方が理解しやすいのか。』とする。
例えば、単純なパスコントロールのトレーニングでただ「試合中をイメージしろ」と言われても、理解し難いものである。
これを、「試合中のサイドの局面で、相手がFWへのパスコースを切っているから、中にいるMFにパスで攻撃を展開する」など。
言語化をより明確にすることで【教わる側】は理解しやくなる場合がある。
この様に、理解し難い点を理解しやすくすることが【教える側】には必要であり、この思考,動作が「分析」である。
また、分析を通した理解は自分自身にとっても、忘れ難く、より自信を持てるもので、僕はこの教える経験から物事の理解により「深さ」が出たと思う。
みなさんにも教える場面があるかもしれないが、一度【教える側】もしくは【教えることができる】様に理解してみると良いかもしれない。
仁安教練
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