アフォーダンス(affordance)
とは、「与える・提供する」という意味を持つ「afford」を元にした造語であり、「人や動物と物や環境との間に存在する関係性」を示す認知心理学における概念である。
アメリカの心理学者、ジェームス・J・ギブソンによって提唱された。
①②③それぞれのドアをどうやって開ければ良いか、イメージすることができるだろうか?
① 何も付いていない板だけのドアがあった場合、人はドアを開けることができれば中に入ることが可能だと知覚できるが、どのようにしてドアを開ければいいのかを瞬時に判断できない。
② ドアにノブが付いていて、ノブを押すか引くかすることによって、ドアを開けることができるかわかる。
③ ドアに平らな板が貼ってあるので、押すことによって、ドアを開けることができるとわかる。
このようにドアに分かりやすい特徴を持たせることによって、説明なしで誰でも使えるようになる。
つまり、アフォーダンスとは、 何か言葉があるわけじゃないが、人々がそれを無意識に行えるようデザインすること。
※アフォーダンスとシグニファイヤという言葉もあり、わかりすくここでは、アフォーダンスと一つにまとめている。気になった方は調べてみてほしい。
これを「味方は共通の意識として何も言わなくても分かるプレーだが、相手にはわからない。」といった感じでサッカーに利用することができる。